遼、渡米前に「いいものを掴めれば」

2012年05月16日18時02分






地域密着型トーナメントならではのアットホームな雰囲気がある（撮影：米山聡明）











＜とおとうみ浜松オープン　事前情報◇16日◇グランディ浜名湖ゴルフクラブ(7,054ヤード・パー72)＞

　国内男子ツアー第5戦「とおとうみ浜松オープン」がいよいよ明日から静岡県にあるグランディ浜名湖ゴルフクラブにて開幕する。

　昨年、惜しくもプレーオフで小林正則に敗れ優勝を逃した石川遼はプロアマ戦に参加。地域密着型トーナメントの今大会はこの日もギャラリーの入場が可能。この大会独特のアットホームな雰囲気を「好きですね」と笑顔でコメントした石川。昨年は「小林さんにやられてしまいましたが、この大会は優勝できるんじゃないかと思えるくらい相性がいい」と報道陣の前で白い歯を見せた。

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　先週は「ショットのタイミングが合わなかった」ため予選落ちを喫してしまったが、「今週は調子が戻ってきている」と修正に成功。パットに関しても「昨年、あれだけ入ってくれたのでタッチが合わないことはないと思う」先週のクロスハンドから順手に戻し、パットも復調の手ごえあり。昨年の借りを返す準備は整っているようだ。

　石川はこの大会後、米国遠征に出る予定。「米ツアーのシード権があと少しのところまできている。日本のファンの皆さんにも期待されていると思うし、今週いいものをつかんでアメリカへ行ければ」。この大会終了後の世界ランキングで60位以内に入れば「全米オープン」への出場権も獲得することができる。石川は現在58位。この大会で弾みをつけ、メジャーの切符、そして米国ツアーのシード権をつかみ取る。